漏水修理2
今日は午後から横浜市都筑区で給水管の漏水修理を行いました。
着信後、すぐさま現場に到着。まずは水を使用しない状態で水道メーターのパイロット(羽車)が回っているかの確認です。案の定、回っています。
さて次は、トイレや水栓などから水が漏れていないかを目視で確認していきます。「うん、異常なし。」
そこで前回紹介した音聴棒の出番です。
まずは水道メーターから給水管の音をひらい、給水管路を確認していきます。そして水道を使用しない状態で漏水の異常音をひらっていきます。水が吹き出していれば一目瞭然なのですが、そうでなければ音だけを頼りに地面下の漏水箇所を探して行くのです。
(ミーン、ミーン) セミの鳴き声が凄まじいです。やっと地上に出てきたセミも連日猛暑日の新記録とくれば穏やかではいられないのでしょう。
「もしもし、セミさん。あと2オクターブ下げて頂けますか。」
太陽の日差しが容赦なく照りつけます。
「よしっ!」庭の外水栓から漏水音が聞こえます。
お客様の了承を得て排水パンを取り外し、給水管を見つけていきます。
「ん?あれっ。」
給水管は出てきたものの正常です。しかし漏水音はしっかりと聞こえます。
(まてよ、ここか?)
お客様にごめんなさいと告げ、気を取り直して再度となりを掘っていきます。
「あった!あれっ。」
漏水箇所は見つかったものの水が吹き出してこないのです。
とにかく給水管をあらわにしていきます。すると、何と漏水の水が建物の基礎貫通部より建物内部に入り、水が流れこんでいたのです。あわてて基礎の空気口や床下収納より床下を確認します。漏水により床下や基礎のつかが傷んでいるかも知れないからです。
よく見て確認しましたが、幸いにも床下や基礎のつかの部分に水気はなく床下の地面に水が浸透していただけで済んでいたようです。
さて、一発で漏水箇所は発見できませんでしたが継手を取り替えて通水完了。(セミの影響とご理解頂ければ幸いです)
お客様には修繕証明書に署名捺印を頂き、修理は無事に完了です。