横浜市鶴見区 排水管取り替え工事
今回は排水管(下水道)の取り替え工事をおこないました。
地盤沈下に伴い排水管や排水マスが逆勾配となり、正常に流れなくなっていた為です。
事前に調査はしていたのですが、なかなか地盤沈下の原因が特定できません。
ひとまずは、排水管を取り替えながら原因を調べていく事にしました。
まずは、カッターを入れてコンクリートを切断していきます。
厚みが20cm程あるので、今度はブレーカーで切断したコンクリートを取り壊していきます。
コンクリートを取り除けば、掘削して排水管をあらわしていきます。
地盤沈下によりコンクリートの下が空洞になっているのがわかりますね。
(シュー、ボコボコ、ジャバジャバ~)
「ん?なんだ。」
給水管ではなさそうですが、突然どこからか水があふれ出してきました。
水が出てくるところを掘ってみると、何と配管が外れているではありませんか。
どうやら地下ピットの湧水をポンプで圧送している配管のようです。
早々に地盤沈下の原因が判明して、モヤモヤしていた気分もスッキリしました。
外れていた配管を接続すれば、あとは排水管の取り替えに専念してまっしぐらです。
ときおり生活排水が流れてくるので、排水管をすべて一気にではなく数メートル毎に取り替えていきます。
「よーし、うまくいった。次。」
「よーしっ、はい次。」
順調に排水管の布設替えがおこなわれていきます。
「よーし、接続完了。お疲れ様。」
無事に排水管の取り替えが完了しました。
今度は、復旧作業です。
空洞になっていた部分にも、しっかりと土を埋め戻していきます。
表面には砕石を敷きならして、砕石の上に鉄筋を配筋していきます。
そしてコンクリートを流し込んで、ひとまず固まるのを待ちます。
最後はタイルを張って仕上げの準備です。
残念ながら同色のタイルは無かったので、近い色のタイルで仕上げてみました。
さあ、完成です。
無事に排水管の取り替え工事が完了しました。
地盤沈下の原因も判明し、管理会社様も大喜びです。
この時ばかりは、水道屋冥利に尽きるひと時です。
「毎度、ありがとございます。」
以上、排水管の取り替え工事を紹介いたしました。