散水工事(粉じん対策)
今回はスプリンクラーによる散水工事を紹介いたします。
一言にスプリンクラーと言っても、ビルや公共施設の天井などに設置されている消火設備の事かと想像される事でしょう。
ですが以外にもゴルフ場やサッカーグラウンド場などの芝生への水まきや、野球場の場内散水
畑やビニルハウスでの農業用の灌水や、豪雪地域での鉄道レールの除雪など、あらゆる所で必要とされています。
近年では、条例で粉塵対策としてもスプリンクラーは必需品とされています。
(スプリンクラー。ああスプリンクラー、スプリンクラー。)
こんな感じでしょうか。
茨城県笠間市でゴミの処分場から粉塵を抑えるための散水設備工事をおこないました。
今年の夏も唸るような炎天下で熱くなりました。
同時にじりじりと焼けた地面から熱が放射されます。
ゴミの処分場では、あらゆるゴミを分別して品種ごと分けられていきます。
その時に出る粉塵を散水することによって抑えるのです。
真夏の炎天下。すさまじい熱さの焼けた鋼管を担いで配管していきます。
「ミ~ン、ミ~ン。ミ~ンミン。」
蝉も慌ただしく泣いています。
(ジリジリ。ジリジリ。)
アブラゼミでしょうか
いいえ、汗が鋼管に垂れて音がなるのです。
過酷な状況で配管を接続していきます。
(がんばれ~、がんばれ~俺。)
最後にスプリンクラーを取り付ければ完了です。
「よーし、終わった。」
ポンプに電源を送り、バルブを開けばスプリンクラーから水が出てきます。
「ポンプ可動~、よしっ!」
(シューッ、パッ、パッ、パッ。)
(シューッ、シューッ。)
夕焼け映えも手伝い、何とも美しい光景ではありませんか。
大変だった苦労も吹き飛びます。
(シューッ、パッパッパッ。)
(シューッ、シューッ。)
あたり一面を散水していきます。
(あー涼しい。)
打ち水の影響でしょうか。心地良い風が吹いてきました。
これから、このスプリンクラー達が思う存分に活躍してくれることでしょう。
「おーい、スプリンクラー。達者でな、頼んだぞ~。」
「へーい。」
何とも頼もしい限りです。
以上、スプリンクラーによる粉塵対策の散水工事を紹介いたしました。