凍結断水工法

凍結断水工法

「あかりをつけましょ、ぼんぼりに~♪」
早いもので、もう3月ですね。
今日は3月3日の耳の日です。
「皆さん、耳の調子はいかがですか?」
「何でやねん。どないなっとんねん。」
ベタベタのノリツッコミでスタートいたします。
もとい、今日は3月3日のひな祭りです。
今夜は白酒で一杯と言ったところでしょうか。
気温も少しずつですが暖かくなってきた今日この頃。
「梅~は咲いたか♪ 桜はまだかいな~、、、♪」

今回は給水管の凍結断水工法を紹介いたします。
凍結断水とは、水道本管より配管されている給水管にバルブがなかったり、またはバルブが故障していたりする場合に水を止める手段がない為に給水管ごと凍らせて水を止めてしまう工法です。
真夏の作業なら快適なのですが、真冬の時期では過酷な状況に時おり心が折れそうになります。
また、凍結には炭酸ガスや液体窒素を使用しますが、それぞれの工法が異なります。
今回は炭酸ガスで凍結断水の状況を紹介します。
まずは現した給水管に特殊なジャケットを巻き付けます。
炭酸ガスが漏れないように、しっかりと取り付けます。
次に、ジャケットから特殊なホースを伸ばして炭酸ガスのボンベに接続します。
あとはボンベのバルブを開けてガスを注入していきます。

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(シュー、シューゥ、モコモコ)
炭酸ガスの注入により、ジャケットの中でドライアイスを生成している音です。

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(シュー、モコモコ。シュー)
尚、給水管の凍結確認は長年の経験による判断しかありません。
「そろそろ良いかな。」
凍結した給水管を切断していきます。
ここでモタモタしていると、凍らせている給水管が溶けはじめると同時に、超過酷な滝行が始まります。
ここは、熟年の技で手際よく作業を行います。
「あわてず、すばやく、ていねいに、っと。」

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切断した給水管にバルブを取り付ければ、ひとまずは安心です。

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あとは凍っている給水管が溶けて通水できれば一連の作業は完了となります。

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「よーし、上手くいった。」
我ながら惚れ惚れする手際の良さです。
次回は自分で言わなくても良いように、みなさまの暖かいご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。

以上、給水管の凍結断水作業を紹介いたしました。

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