相模原市 漏水修理
今日は相模原市中央区で給水管の漏水修繕を行いました。
解体現場での工事中破損です。
本来は営業エリア外なのですが得意先からの紹介でどうしてもとの事で今回も特別出動です。
到着すると水は止まっています。
「あれ、バルブ閉めたの?」
「、、、、、。」
御近所さんがぞろぞろと表に出てきます。
どうやら周辺一帯をまかなっている給水管だったようです。
(それ、やったらアカンやつやんけ)
「ご迷惑かけてすみません。急いで修理しますんで。」
まるで断水の犯人役です。
通常より120%のスピードで掘って給水管を探していきます。
おかしいな、いくら掘っても給水管が出てきません。
「ここに給水管なかった?」
これですか、と言わんばかりにダンプに積まれています。
「それ、給水管なんですけど、」
まったく、いくら掘っても無いはずです。
口径が50Aのビニル管が完全に引っこ抜かれています。
(最悪や〰っ)
となりの玄関先から給水管が引っこ抜けているのです。
お隣さんに事情を説明して玄関先のコンクリートを取り壊して給水管を探す事になりました。
「ご協力ありがとうございます。」
ご理解のあるお隣さんに感謝です。
ガガガガ、コンクリートを壊して土を掘っていきます。
よーし、出てきた。
かなり老朽している給水管です。
時間が経つにつれ、御近所さんも次第に増えてきました。
「まだですか?」
振り向く度に違う人です。
(あぁ、水の神様)
すると、どうでしょう。
今まで錆び付いて動かなかった継手が回り始めたではありませんか。
よーし、一気にたたみかけます。
「皆さん、もう少しで水をだせますから、しばしお待ちください」
午後6時すぎ、御近所さんも夕飯の仕度ができずピリピリしています。
給水管の接合に接着剤を使用するため、養生時間にあと30分待ってくださいと伝えると張り詰めていた空気も一変して、御近所さん同士で世間話が始まりました。
(いい感じ、いい感じ)
ここで慌てて水を出してぶん抜けたら台無しです。
「よーし、今から出しますよーっ。」
ゆっくりとバルブを開けていきます。
スーッ、スーーー
管内に水が流れていきます。
「わーっ、出た出た。」
皆さん大喜びです。
「ありがとう、お疲れさま。」
一時はどうなることかと思いましたが、何とか水道屋の威厳は保てました。
御近所さんに感謝されながら道具を片付けて帰り支度をします。
この瞬間が何ともいえない優越感です。
よーし、明日も頑張らねばっ。